おばとら’s blog

50代からも日々を楽しく過ごすためのブログ

ダブルスにおける前衛のプレッシャーの大切さ、つくづく。。。

これはダブルスにおける永遠の課題です

 

 テニスのダブルスにおいては、”ボールを持っていない人の動き” ほど大切なことはありません。一見ボールを打ってる人にこそ注目が集まりますが、上級者と言われる人のボールを持っていない時の動きに、一度注視してみて下さい。ただ立ってペアを見守っている人など、いないはずです。何かしら、動いています。立ち位置を変えてみたり、フェイントを入れていたり、自分にボールが来なくても役割を果たしているのです。これこそが、ダブルスの醍醐味、1+1が2以上の、3,4・・・となっていく最大の理由なんですね。

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 これは自分のことですが、ボールを持っていない時のダブルスでの前衛が、とにかく下手なんです。”きっと相手はノンプレッシャーだろうなぁ”、”立ってるだけの前衛だと思われてるだろうなぁ”などと、弱気になってしまいます。対戦相手に思われているならまだしも、味方のパートナーにもそう思わせていたら悪いなぁと、時々落ち込んだりもしています。前衛の動きは、場数を踏まないと慣れないというか、上達はないとても難しい動きですよね。(><) 

 コツは、ペアがいいボールを打ったら出るぞと、身構えていつも準備をしておくこと、です。対戦相手を見てて、プレーが少し困っている様子だったら、例えば…懸命に走って追っているとか、背中を見せているとか、頭が下がってしまっているとか、腕をめいっぱい伸ばしているとか、そんな素振りです。つまり、返すのに精一杯な感じだったら、攻めの姿勢である飛び出す準備をいつもしておくことです。もしかしたら次は、ボールが短くなるかもとか、浮いてくるかもとか、甘いボールすなわちチャンスボールがくるかも、と予想するのです。半分賭けです。やっぱり常に、テニスは次、次と予想をし、その準備を常にしていることがとても大切になってきます。 

 一番いけないのは(私はよくやってしまうのですが)自分やパートナーの打ったボールを、ずっと見つめて身体の動きを止めてしまい、どこいっちゃうんだろうとか、ああ入ったとか、ボーっとその場で見続けて、次の準備が遅れてしまっているのがダメパターンです。

 ダブルスでは、自分やパートナーが打ったら、コートに入ろうが入るまいが、思ったところにボールがいこうがいくまいが、それに関係なく、常に次の準備をすることが大切です。それが相手へのプレッシャーになっていきます。

 ずば抜けて身体能力の高い方は、浮き球(決められそうなチャンスボール)が来ると、咄嗟に反応し、タタきにいけたりします。瞬時の攻守の切り替えが早いと言いますか、きっとあらゆる反応が全ていいのだと思います。でも、そんな人は羨ましがっても仕方ないので、天性に特に恵まれていない普通人は、動きを反復して、自分の身体に染み込ませることが一番です。そして、頭を使って”予想”あるのみ”です。でないと、なかなか咄嗟の”反応”が出来ず、やっときたチャンスボールをたたけず(キメれず)またつないでしまうことになり、せっかくのラリーの優位を、全てゼロに戻してしまいます。上手い前衛はすぐ分かります。例えば、自分がリターンをしようとする時、相手の前衛がチョロチョロしてて、どうもポーチに出られそうな気がして、打ちにくい(その結果いいリターンが返せない)とか。この打ちにくいというプレッシャーを与えるのがそもそも上級者の上手さです。

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  ダブルスにおいて一番難しいとされているのが、ボールを持っていない人の動きと常々言われてきました。ボールが自分にないからといって役目が無いわけでは全くないのです。プレッシャーをかけるという重要な役割を、果たさなければなりません。ポジション(立ち位置)やちょっとした動きなのです。例えば、パートナーのファーストサーブの時、一歩前に(あるいは斜め前に)入ることや、対戦相手のリターナーが打つ瞬間にフェイント(センターに出る振りして、相手が打つ幅を狭めたり、惑わせたり、気を散らせるのです)をかけるのです。間違っても、私のようにただ見て立っているだけではダメです。相手から、この前衛が出てくるかもとか、ストレートは張られていそうだなとか、相手に色々と考えさす素振りやオーラが必要なんです。そんなことが大きくパートナーを助けます。影の活躍なのですが、これはダブルスではとても重要で、できるようになると“ダブルス”というものが、ますます面白くなってくると思います。一緒に頑張りましょう(#^.^#)/